昨今、グローバルなビジネスの拡大、インバウンドの増加、そして人類の営みがもたらしたとも言える「地球温暖化」などの影響により、私たちの業界は大きな転換期を迎えております。世界的な流通網の拡大に伴い、人に危害を及ぼす外来生物の侵入と定着、人命にも関わるデング熱などの生物由来感染症の発生、そして人類を恐怖に陥れる未知の感染症問題などが発生し、新たな生活スタイルへの転換が求められております。

環境の悪化や新たな感染症の発生が全て人類の活動によるものではないにしても、人類が自らの競争や文化の形成などの過程であらゆる地球資源を浪費し、人類の都合によって生物の生息環境を破壊してきたことは間違いありません。我々が生活の豊かさを求め急速な文化の発展を遂げたこの100年、地球環境の著しい悪化はどの専門家も認めるところです。もはやこのような状況下においては、全人類が自らの歴史を回顧し、あるべき方向（将来）を真剣に議論しなくてはなりません。以前の英国政府の白書には「地球の乗組員の倫理的な義務、それは私たちの地球を守り、将来の世代へ良い状態で手渡すことだ」と、心惹かれる主張が述べられています。

私達同志は、このような倫理的現実に立ち向かうべく会社を立ち上げました。一企業の力では成し得ないチャレンジではありますが、個々の力を結集し長い年月を掛けて臨めば、間違った歩みの方向を変えることが出来るのではないかと思い立ちました。私たちは、皆が何代にも亘って安心した生活が送れるよう、環境の醸成を図ってまいります。

これから地球を利用する将来の子孫たちに、地球を良い状態で手渡すことを使命とし、培った経験をフルに放出し皆様に伝えてまいります。